『フリック入力』の特許で稼いだ個人発明家の実例|発明→出願→売却まで

結論

個人でも『特許』で収益化できた例があり、鍵は「思いつきを『出願』で押さえ、権利化の後に『売却』までつないだ」ことです。

  • ポイント1:アイデアが生まれたら『出願』で札を置く
  • ポイント2:「世の中で使われ始めた」局面で現実味が出る
  • ポイント3:回収は『売却』という選択で一気に進むことがある

※本記事は公開情報に基づく一般的な整理の考え方です。個別事情により最適な進め方は変わることがあります。


「特許で稼ぐ」は、話が盛られやすいテーマです。
ただ、個人発明家が『特許』を回収までつないだ実例もあります。

ここでは、小川コータ氏の『フリック入力』に関するエピソードを、上の3点の順で見ていきます。


ポイント1:アイデアが生まれたら『出願』で札を置く

出発点は、当時の携帯入力への不満でした。
5タッチ入力の手間を減らす発想として、フリック入力を考えました。

そして、2007年ごろからフリック入力に関して複数の出願を行いました。
ここがまず現実的です。
「完成してから出す」ではなく、発想が形になった段階で『出願』という札を置いています。


ポイント2:「世の中で使われ始めた」局面で現実味が出る

その後、2008年に日本でiPhoneが発売され、テレビでフリック入力が紹介されるのを見て、
「自分が考えた入力が、世の中で使われ始めた」と感じました。

一方で、特許は「出せば通る」ではありません。
審査では一度で通らず、拒絶と調整を挟みながら、通る可能性のある部分に絞って粘りました。

ここで見えてくるのは、特許の価値が「アイデア」だけで決まらない点です。
世の中の採用や普及とぶつかった瞬間に、一気に現実味が増すことがあります。


ポイント3:回収は『売却』という選択で一気に進むことがある

2007年からの出願は、2011年に最初の特許登録につながりました。
その後も複数の特許が登録になりました。

そして回収の局面では、「ライセンスで少しずつ」ではなく、特許をMicrosoftへ『売却』しました。

個人が回収まで到達するうえで、『売却』は現実的な選択肢になり得ます。


まとめ

この実例は、発想段階で『出願』を置き、世の中で使われ始めた局面で状況が動き、権利化の後に『売却』までつないだことで、個人でも特許の収益化が起こり得ることを示しています。
まず整理するなら、「いつ思いついたか」「いつ出願したか」「いつ世の中で使われ始めたか」「回収は売却かライセンスか」をメモにするだけで十分です。
問い合わせ・無料相談の際は、この整理があるとスムーズに進みます。

参考資料

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